テントの設営には、テントだけではなく他にも必要なものがあります。
ないと設営が出来ない必須アイテムや、あればテントでより快適に過ごせるアイテムをご紹介します。
テントの設営に必須の道具
①テントロープ
②ペグ
③ペグハンマー
④グラウンドシート
⑤インナーマット
それぞれ解説していきます。
①テントロープ
テントを固定するのに必要です。
通常テントには付属品としてロープがついています。
通常使用する分には付属のもので十分です。
暗くなってくるとロープを張っていることが分かりづらく、引っかかってしまうことがあります。特に小さな子供が一緒の場合はつまずいたり転倒することも多いので注意が必要です。暗くてもロープを認識しやすいように反射材入りのものや蛍光タイプのロープも販売されているので、心配な方は検討してみてください。
②ペグ
ペグとは、テントを固定するための杭のことです。
テントをペグで固定することをペグダウンと言いますが、 しっかりとペグダウンできていないと、急な風が吹いてきたときにテントが飛ばされたり、 破損してしまうことがあります。
付属のものでも問題ない場合もありますが、強風時や地面の状況によって安全性が心配な場合は、市販のものを購入するようにしてください。
ちなみに我が家の場合も、テントに付属していたペグは細くて短く、すぐに抜けたり曲がってしまったため、太くて長めの物を買い足しました。
丈夫なペグのおかげで、琵琶湖のほとりの砂地のサイトで大雨・強風の天候でも、何とか耐えてくれました!
使用するテントに必要な本数を選んでくださいね。失くしてしまうこともあるので、少し余分に 持っておくことをおすすめします。
長さは30㎝前後あると安心です。
③ペグハンマー
ペグハンマーとはペグを地面に打ち込む際に使う金槌のことです。
普通の金槌との違いは、多くのペグハンマーには下の写真のようにペグを抜くときに使用するフックがついています。
下の写真のタイプのペグハンマーは、様々なペグに対応しています。
テントの付属品でもペグハンマーがついていることもありますが、 簡易的な作りのものが多く、 硬い地面にペグを打つのはかなり大変なので、市販の物を購入することをおすすめします。
もし市販の物を持っていなくて付属品でやってみて、なかなかペグが奥まで打てない場合、キャンプ場で貸してくれる場合もあるので、聞いてみてくださいね。
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④グラウンドシート
グラウンドシートをテント本体の下に敷くことによって、テントを地面の水分や小石などのゴツゴツ感を解消することができます。
テントのサイズよりも一回り小さいものを選ぶか、同じか大きい場合は折り込んでテントより小さくすることがポイントです。
テントよりも大きいと、雨が降ったときにテントに落ちた水分を取り込んでしまうことになり、そこから浸水してしまうからです。
写真のように多くのテントメーカーでテントに合うサイズの専用のものが販売されていますが、比較的安価なブルーシートでも十分代用可能です。
⑤インナーマット
インナーマットをテントの内側に敷くことで、地面のゴツゴツ感を解消することができたり、 地面からの冷気を遮断することができます。
絶対に必要ということではありませんが、 あるのと無いのとでは、快適さが大きく違ってきます。
ふかふかの芝生のサイトなら必要ありませんが、特に川の近くに多い砂利のサイトでは必需品となります。大雨の中でのキャンプで、グラウンドシートとインナーシートの間にまで水が浸み込んできた時も、インナーマットのおかげで寝具まで濡れてしまうのを防ぐことができました。
下の写真のように主要テントメーカーからは各テント専用のものが販売されています。テントにピッタリサイズにするのは難しいですが、ホームセンターで1枚1,000円程度で購入できる銀マットでも代用可能です。
テントでより快適に過ごすことができるアイテム
①寝袋
②スリーピングマット
③ブランケット
④タープ
⑤ポール
こちらも解説していきます。
①寝袋
キャンプに行くのが真夏の場合、寝袋は必要ないかもしれません。
真夏のテント内は暑いので、タオルケットでも十分です。
標高が高い場所にあるキャンプ場では、真夏であっても夜中や明け方は寒い場合もあるので寝袋が必要な場合があります。
冬のキャンプではもちろん、夕方から急に温度が下がる春や秋のキャンプでも寝袋は必須となります。
寝袋は主に、封筒型と言われるタイプとマミー型と言われるタイプに分類されます。
・封筒型
初めてキャンプをされる方には封筒型をオススメします。
夏しかキャンプに行かないという方には、最もリーズナブルなタイプのもので十分です。
封筒型はファスナーを全開にすることが出来るので、掛布団のように使うのがおすすめです。
・マミー型
マミー型はミノムシのように身体をピッタリと覆ってくれるので、保温性に優れています。ジッパーが上まであるため、構造上暑いと感じた時でも足だけ出すという使い方が出来ないので、寒い時期のキャンプに行く予定がない場合は、封筒型を選ぶ方が良いでしょう。
②スリーピングマット
スリーピングマットは、インフレーターマットという空気で自動的に膨張するタイプのものが主流です。
絶対に必要というわけではありませんが、あるのとないのとでは寝心地が全然違います。
キャンプを始めてすぐの頃は、銀マットの上にラグを敷いて寝袋で寝ていましたが、朝になったら身体中が痛い。子供たちは体重も軽いため、そんなことはなかったみたいですが・・・。
スリーピングマットを使いだしたら、全然痛くならなくてめっちゃ快適になりました!
③ブランケット
キャンプ場のある、山の中や海辺などの自然に囲まれた場所では、急な天気の悪化や気温の変化など予想がつかないこともしばしば。
いろいろなケースを想定して対応できるように、ブランケットやバスタオルなどを余分に持っていくことをおすすめします。
ブランケットは、肌寒い時にひざ掛けにする以外にも、お尻の下に敷いて座布団代わりにすることによって、地面からの冷え対策にもなります。
また、スリーピングマットや寝袋の外袋にバスタオルなどを入れると枕として使うことができます。自分好みに調節しやすいのでオススメです。
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このアイデアはこちらのサイトを参考にさせていただきました。
④タープ
タープは、日差しや雨を防ぐための大きな布で、ポールやロープで屋根のように張って使います。木陰があるとも限らないキャンプ場では、特に夏場の強い日差しを遮るために必要です。
2ルームテントやトンネル型テントなど、リビングスペースが一体型になっているテントや、キャノピー*1にできるタイプのテントであれば必要ない場合もあります。
雨の中でのキャンプであっても、タープを先に張ってしまえばテントを濡らすこともないので、ドーム型のテントとタープの相性はバツグンです。
⑤ポール
ここで言うポールとはテントポールやタープポールのことで、長さが調節できるようになっています。
通常、タープに付属されていますが、別売りの物を買い足すことによって、さまざまなアレンジが可能になります。タープにポールを足すことにより、高さを確保することができ、タープの下のスペースを広く使うことが可能になります。
テントには付属していない場合も多いので、このようにキャノピーを広げて使う場合はポールがあれば簡単に日陰を作ることができるのでおすすめです。
まとめ
今回はテントの設営に必要なものとあると快適に過ごすことが出来るものをご紹介しました。
テントの設営には、テント以外にも様々な道具が必要です。
なければ、その場にあるもので間に合わすのもキャンプならではですが、初心者の間はなるべく無理がなく難易度が低い状態で始めたいところです。
たくさんの道具を揃えなくてはなりませんが、道具選びもキャンプの楽しみの一つとして検討してみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
*1:前室の上のひさしのこと